2025/09/07 00:46
プラモデル用塗装ブース「モビルブース01」にご興味をお持ちいただきありがとうございます。
この記事では、エアブラシ塗装や缶スプレー塗装で重要となる吸引性能(=ブース開口面風速) を確保するために欠かせない「排気システム(ダクト・換気口・ファン)」の選び方について、実験データを用いて解説します。
なぜ排気システムで吸引力が落ちるのか?
塗装ブースはファンで空気を吸い込みますが、ダクトの長さや曲がり、換気口の形状によって空気が流れにくくなります。これを「圧力損失」と呼びます。
圧力損失が大きくなると、ブース開口部での吸引風速が低下し、塗料のミストをしっかり吸い込めなくなります。つまり、排気システムの設計は「吸引力の確保」に直結する重要ポイントなのです。

実験データで見る排気システムの影響
以下は、モビルブース01を使って測定した「排気システムと吸引風速の変化」の結果です。

表1.【実験計測結果】排気システムとブース開口面風速の関係
吸引力を確保するための排気システムとファン選定のポイント
上記データをもとに、開口面風速の目標 0.5m/secを達成できる仕様をマップ化しました。
図1は吸排気ファンが標準ファン(風量360m3/h)の場合、図2は大型ファン(風量500m3/h)の場合です。

図1.ブース開口面風速0.5m/secを達成できる排気システム【標準ファン:風量360m3/h】

図2.ブース開口面風速0.5m/secを達成できる排気システム【大型ファン:風量500m3/h】
・標準ファン(風量360㎥/h)の場合
換気口にフードや防虫ネットを付けると、吸引力0.5m/secを確保するのは難しくなります。(図1)
換気口にフードまたは防虫ベルトを付けたい場合は、大型ファン(風量500m3/h)の選択をおすすめします。
・大型ファン(風量500㎥/h)の場合
ダクトの長さを短く、曲がりを減らすことで、フードや防虫ネットを付けても十分な吸引力を確保できます。
まとめ:吸引力を左右するのは「排気の工夫」
• ダクトを短く、曲がりを減らす
• 換気口の抵抗を考慮する
• 必要に応じて大型ファンを選ぶ
これらを意識することで、プラモデル用塗装ブースの性能を最大限に引き出し、快適でクリーンな塗装環境を実現できます。
モビルブース01は、こうした実験データに基づいて設計されており、排気システムの最適化によって安心してご利用いただけます。
