2025/05/09 23:00

試作3号機で手に入れた、広々快適な作業空間。
でも、ミスト漏れという新たな課題に直面した私たち。

次なる試作4号機では、
**
「天井にも吸引口を設ける」**ことにしました

具体的には――
ブース天井の開口部に、スリット状の吸引口を追加。
これによって、吹き付けた塗料ミストが塗装対象から跳ね返っても、天井側から吸引されて、
開口部分から漏れるミストをしっかりキャッチできるようにしたのです!

そして、実際に塗装してみた結果――

ミスト漏れ、激減!!!

塗装ブースとして、一番大事な性能を
しっかり満たすことができた瞬間でした。

でも、使ってみるとまた別の課題も見えてきたんです。

それは、
「ブース内が暗い!」

ブース自体が半密閉構造で、周囲の光が入りにくい。
おかげで、肝心の塗装面がよく見えず、色ムラをチェックするのが難しい。
これでは、せっかくの塗装作業も台無しです。世の中で販売されている塗装ブースの様に ライトを付けて対応すればよいのですが、ライト無しの素の状態でも、できるだけ明るくしたい。塗装の色を正しく認識できるように、できれば、自然光を採光できるようにしたい。

さらにもう一つ。

使い終わった後、
ブース内に付着した塗料を掃除したら――

「素材が溶剤に弱い!!」

有機溶剤(ラッカーシンナーなど)を使って何回も拭き取ると、
パネル材質が変色して、ダメージを受けるだろうな。
これでは長く使えない……

吸引性能はクリア。
でも、視認性とメンテナンス性という
また別の大きな壁が立ちはだかりました。

次は、これらを一気に解決すべく、
試作5号機の開発に突入します!

キーワードは――
「明るく、丈夫に、快適に!」

続きます!🔥